【初心者向け】ピックの種類と違いを徹底解説!厚さ・形・素材の選び方とおすすめを紹介
皆さん、ピックに拘りはありますでしょうか?
楽器本体やアンプは拘って選んだのに、ピックはレジ横のやつを適当に買ったって人割と居ると思います。というか初心者の頃って大体そんなもんでしょう。
しかーし、ピックは厚さ・形・素材の組み合わせでめちゃくちゃ音や弾き心地が変わるアイテムなんですよ。
今回はそんなピックの違いを初心者向けに整理しつつ、アコギ・エレキ・ベースそれぞれのおすすめも紹介していきます。是非参考にしてみて下さい。
厚さの違いと使い分け
まずはピックの厚さから。だいたい0.5mm前後の薄いものから、2.0mmを超える厚いものまで幅広くラインナップされています。
- 薄め(0.5〜0.8mmくらい):しなりが強く、ジャカジャカとしたコードストロークがしやすい。反面、音の輪郭はやや曖昧になりがち。
- 中間(0.8〜1.2mmくらい):しなりと硬さのバランスが良く、ストロークもソロ弾きもそつなくこなせる万能タイプ。
- 厚め(1.2mm以上):しなりが少なく、音の粒立ちがはっきりする。速弾きや正確なピッキングをしたい人向け。
ギターであれば1.0mm、ベースなら1.5~2mm辺りから始めるのがオススメ。ピックは何枚あっても困らないので(しょっちゅう行方不明になる人も居る)気軽に買っていってね!!
形の違いと使い方
次は形について。基本的にはトライアングル型(おにぎり型)、ティアドロップ型、ジャズ型の3種類になります。

※右からジャズ型、ティアドロップ型、トライアングル型。ジャズ型は実際に使ってみると見た目より小さく感じます。
- ティアドロップ型:先端が細く尖っていて、繊細なピッキングやソロ弾きに向いてる形。私はエレキギターでこれ使ってる。
- トライアングル型(おにぎり型):3つの角すべてが使えるので、1枚で3倍長持ちするのが地味に嬉しいポイント。角度が緩く先端がやや丸めなので、ストロークメインのプレイスタイルと相性が良いです。ベーシストにもオススメ。
- ジャズ型:ティアドロップ型を更に小さくしたようなやつ。メーカーによってはこれで弾けんの? ってくらい小さいモノからティアドロップ型に近いモノまで。個人的には早いパッセージとかピッキングハーモニクスがやりやすい。
リードギターをやりたいならティアドロップ型、リズムギターやアコギをやりたいならトライアングル型、シュレッドスタイルのテクニカルプレイに特化したいならジャズ型って感じですかね。まぁ向いてるってだけであって必ずしもこれが正解ってわけではないですけど。この辺かなり個人差あるんで実際に使ってみて好きなのを選んで下さい。
素材の違いと音の特徴
素材選びもまた重要ですね。音質もそうですけど、タッチのニュアンスや耐久性にも多大な影響を及ぼします。

※左からプラスチック(恐らくABS樹脂)、セルロイド、ポリアセタール、ウルテム、べっ甲、ステンレス、チタン。ちなみにステンレスは自作なのでかなり私好みになってます。
以下代表的な素材の特徴を簡単に解説します。
- セルロイド(セルロース):昔から使われている定番素材。いわゆるオーソな音が特徴で、価格も手頃なものが多いです。ヴィンテージサウンド好きな人はほぼこれだと思う。
- ナイロン:衣服に使われてるアレ。柔らかくてしなりがあるものが多く、ストローク向き。アコギ使いが使ってるイメージ。
- デルリン(トーテックス):セルロイドより硬くてキレのある音が出る傾向にある。そして滑りやすい代表。滑り止め付きを買おうね。
- ポリアセタール:ちょっと粘りのあるデルリンみたいな感じ。マットな質感って言うと分かりやすいかも。ピッキングの際に摩擦があるというか。デルリン+ナイロンみたいなイメージある。
- アクリル:硬いピックではあるんだけど、それより厚いイメージが強すぎる。4mm厚の宝石みたいなヤツもあるけど意外と弾きやすいらしい。流石の私も試したことは無いですが興味はあります+(0゚・∀・) + ワクテカ +
- ウルテム:べっ甲の代替品として(爪弾きのサウンドを目指して)開発された素材。硬めでハリのある音が出やすく、粒立ちの良さが特徴。近年はこれが主流で各社配合を変えたりと工夫が凝らされている。同じウルテムでもマジで音が違う。
- べっ甲:爪に最も似た素材として理想的なピック。ウルテムと違って指に吸い付くような感覚があり生命を感じます。近年良い柄が減ってきている印象ありますけど、奮発して買うだけの価値はあると思います。私はめっちゃ好き。
- ステンレス:ステイン(錆)レス(無)ということで錆びない鉄。金属の中でもかなり硬い部類。私が知る限りピックで最も硬質でシャープな音が出る。当然弦程度じゃどんだけ荒く弾いても削れない、ある意味一生モノ。
- チタン:金属の中でも柔らかく、昔のはそんなに削れなかったけど今のは割と削れる印象。と言ってもウルテム並には保つけどね。硬質だけど温もりのある金属製ギターピックの理想、頂点みたいな感じ。私は昔これメインで使ってた。
ざっと思いつくだけでもこれくらいはありますね。
厚さや形状の組み合わせによってサウンド傾向だったり耐久性っていうのは変わってくるんですけど、それ以上に注意して欲しいのがピッキングのやりやすさ、癖ですね。
前述のとおり私は以前まで金属製ピックを使用しておりましたが、あまりにも硬すぎるのでタッチ感と言いますか、高速アルペジオみたいなのが本当に苦手なんですよね。
普通であれば腕の位置と言いますか、手首の位置を移動してピッキングする所をピックの先だけで引っ掛けて弾けてしまうので、腕を移動することなく3弦間くらいは余裕でカバー出来てしまうんですよ。
これの癖が付いてしまったが為に、4弦間以上のアルペジオもしくは弦間を飛ばしてのアルペジオでかなり苦戦することになりました。というか今も苦戦してます。うぃーあーへいとくるー。
アコギ・エレキ・ベースそれぞれのおすすめ
ちょいちょい挟んでますが、ジャンルや楽器によっても向いてる組み合わせは変わってきます。
アコースティックギター
1.0mmのトライアングル型もしくは親指に嵌めるサムピックがオススメ。素材はセルロイドやナイロンが定番で、コード感を柔らかく響かせたい人と相性良いと思います。厚みが変わると硬さが変わるので、しなりの感じであったり振り抜きのニュアンスを意識して選ぶのがマストですね。
エレキギター
個人的には1.0mmのティアドロップ型ウルテム素材をオススメしますが、アコギも弾いている人であればトライアングル型で統一している方も居るので一概には言えないですね。ちなみに私は演奏する曲や機材によって使い分けてました(過去形)。
現在では練習用にS.Yairiのウルテム1.0mmを使用してますけど、これが削れて使えなくなったらべっ甲に統一するつもりです。
この肌感と言いますか、手触りからピッキングニュアンスを正確に感じ取れるので、ある程度実力付いてきたなと思った頃に是非一度試してみて下さい。初心者の方であればウルテムをオススメしますけど、ある程度タッチ感を意識するレベルに到達したならべっ甲を経験しておいた方が良いと思います。ここで得られる経験値は値段以上のモノがあります。
ベース
私なら2.0mm、ウルテム素材のトライアングル型をオススメしますね。初心者の頃ってピッキングの際に余分な力が入ってしまうのでかなり速いペースでピックが削れていくんですよ。
当時高校生の私は1枚100円の出費が痛かった思い出があるので、耐久性や音質を考慮してこの辺りから始めるのをオススメします。特にベースの場合薄いピックだと結構力入れて弾かないとハリのあると言いますか、存在感のある音が出せませんし。
実際使ってるゲージやスケールによっては2.0mmでも薄く感じることがあると思います。私自身2.5mmのべっ甲トライアングル型ピックが欲しいと思ってますし。
まとめ
ピックは厚さ・形・素材の組み合わせで、同じ楽器でも全く違う音や弾き心地になります。最初はどれを選べばいいか分からないと思いますが、この記事を参考に色々と試してみて下さい。いずれピンとくる一枚に出会えますから・・!
おまけ
最近youtubeお休み状態なのでたまにはブログでもオマケを書きたいと思います。
ピックの素材の所に登場した写真あるじゃないですか。これの一番左って実はピックじゃないんですよ。
皆さんはこれ何か分かりますか(’’?
正解はヘッドホンのイヤーパッドを交換する際に使用する治具なんですね。靴ベラみたいなイメージを持ってもらえれば分かりやすいと思います。
これがねぇ、意外とピックとして使えるじゃんっていう。冗談抜きにその辺の滑り止め付いてるピックより操作感良いんですよ。少なくともピッキングハーモニクスを多用しないアコギとか弾くときはこっちの方が良いみたいな。しかも意外と削れないし。
弾いてる感じトーテックスとそう大差ないくらいの感覚で使えるので皆さんも機会があったら試してみて下さい。いうてメーカー毎に形状や素材に違いがあると思うんで必ずしも使えるとは限りませんが、少なくとも手持ちのこれは意外と使えて楽しいなぁうぇへへへぇっていう感じです。うぇい。







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